質問1:
どちらかといえば「~なんていうものは」の省略かと思います。
意味は、”Things like ~”
質問2:
非常に哲学的な文章ですね。
全文を読んだわけではないので、拡大解釈をしますと…
まず、この「ものの」の直後にある濁点「、」ですが意味的な区切りを表しているのではなく、恐らく、読みやすさのためのものでしょう。
~個人を超えた大きなものの、やっぱり一瞬間~
の部分ですが、これは
「大きなものの一瞬」
とつながります。
ここで、一瞬の直前に「やっぱり」を挿入すると非常に読みづらくなるので、句読点を挿入したと考えられます。
つまり、質問者さんの言う「だが」の意味ではなく、「大きなものの一部」といった用法です。
”A part of a large thing”
さて、簡単のため、「やっぱり」を抜き文章を書きなおしますと…
「このわたし」なんてものは個人を超えた大きなものの一瞬間でしかないような気持ちにさせられます。
個別にみていきます。
個人を超えた大きなもの
この部分は「宇宙、地球、人類もしくは歴史」と解釈できます。
つまり、「このわたし」は個人を超えたもの(宇宙、歴史)の一瞬(宇宙から見れば刹那)でしかないような気持ち、と解釈できます。
ここで、省いた「やっぱり」ですが、「一瞬」の直前に配置することで、自身のちっぽけさを「再認識」しているのでしょう。